私の 養蜂 歴と将来の展望
私が ミツバチ を飼い始めたのは1998年のことです。趣味として、西洋ミツバチ1群を購入して始めました。この年から2002年にいたるまでずっと失敗続き。秋の大 スズメバチ の襲来に耐え切れず、全滅させてばかりいました。いろいろと本を読み、研究もしてみましたが、さっぱりいけません。自分でもわかっていたのですが、失敗する最大の原因は、私が単身赴任をしていて十分な蜂の世話が出来ないことにありました。私のいない平日の間に大スズメバチの襲撃が激化してゆき、次の週末には手のつけられない状態になってしまうことが毎年のように起こりました。
2003年、結局私は西洋ミツバチの飼育をあきらめることにし、以前より飼っていた 日本ミツバチ だけを飼うことにしました。ところが、この日本ミツバチも秋に大スズメバチの襲撃を受け、あっさりと逃亡してしまいました。今まではそんなことは1度もなかったのに、なぜこんなことになってしまったのでしょうか。西洋ミツバチと一緒に飼っていたころは、大スズメバチの目標は西洋ミツバチだけに集中し、結果として日本ミツバチは何の被害も受けずにいられたようです。
こうして私の蜂は全ていなくなりました。
しかし、どうしてもミツバチの飼育をあきらめる気にはなりません。どうしたら時間のとれない私に蜂が飼えるだろうかと、いろいろと考えて見ました。そこで思い至ったのは、「悪いのは自分ではなく、方法なのではないか」ということです。本に書いてあることや人の言う方法を自分に当てはめたのではうまく出来ない、このことは十分にわかった。これからは自分には自分にあった方法を当てはめて行こうと考えたのです。
農業では、専業農家の人と週末家庭菜園を楽しむ人の間では使う道具も 栽培 する方法も違っています。なのに養蜂についてはそういったことはないように思えます。考えてみると、これはなんだか変なことです。
私の目指す方法を図にすると下のような感じになります。青はプロの養蜂家の方法で、たくさんのお金と労力を使い、最大限の蜂蜜を採ろうと努力する。黒は日本ミツバチを用いた養蜂で、あまり世話をする必要もなく、高価な道具も要らない代わりに蜂蜜もあまり期待できない。赤が私の考えた方法で、労力の削減を第一に考える。そのために必要になるものもあるので、お金がかかるのは仕方ないとする。蜂蜜はたくさん欲しいけど、労力を増やしてまでも増やすことはしない。一言でいうと、「省力化養蜂」ということになります。

蜂舎でミツバチを飼う
2004年に再びミツバチを購入しました。今回は小屋を建て、その中で飼うことにしました。小屋で飼う方法は、ドイツやスイスあたりで行われている方法です。この小屋のことをドイツ語でBienenhausというそうです。私はこれを「蜂舎」と呼ぶことにしました。
ヨーロッパでは、寒さから蜂を守るため、蜂舎で飼うようです。私の目的は大スズメバチからミツバチと自分を守ることでした。外に、雨天でも内検を強行できることや、道具を常に 巣箱 の近くに常備できる利点もあります。使ってみてから気づいたのですが、巣箱を開けてもミツバチはなぜかあまり怒らず、ほとんどくん煙器を使わなくなりました。作業する上でも、風や直射日光の当たらないのは快適です。
この蜂舎を使ってミツバチを飼うことにより、2004は無事、スズメバチの季節である秋を乗り切り、越冬させることに成功しました。
蜂舎
壁に並ぶ出入り口
室内に置かれた巣箱
引き出し式巣箱でミツバチを飼う
2005年は蜂舎に適合した巣箱を導入しようと考えています(この文章は2005年3月に書いています)。これは養蜂に関する英文の本を見ていて見つけたもので、英語でLeafHiveというそうです。私はこの巣箱を「引き出し式巣箱」と呼ぶことにしました。
普通に使われているラ式巣箱は、巣枠を上から取り出す方式ですが、この巣箱は背面から引き出します。ラ式巣箱での内検は、中腰になったり蜂蜜の詰まった継箱を持ち上げたりと、けっこうな労働になりますが、この方式なら椅子に座って内検することが出来ます。ガラスの中蓋がついているので、簡易的な内剣だけなら面布をつける必要もありません。この巣箱を使えば内検作業が大幅に楽になるなるはずです...まだ飼っていないので、うまく住み着いてくれるかはわからないのですが。
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試作した引き出し式巣箱。背面か ら見たところ。 |
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外蓋を開けると中蓋が出て くる。(まだガラスは入って いない) |
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中蓋を外すと、巣枠を引き出す ことが出来ます。 |
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日本ミツバチ用も作りました。 |
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重箱式巣箱との比較。大きさは ほぼ同一 |
日付: 2005-08-21 16:58:00
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